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京都のイチゴのお菓子専門店に「イチゴの水無月」 農家直送の完熟イチゴ使う

完熟のイチゴを使った水無月

完熟のイチゴを使った水無月

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 東洞院三条にあるイチゴのお菓子専門店「MAISON DE FROUGE(メゾン・ド・フルージュ 京都市中京区東洞院三条下る三文字町、TEL 075-211-4115)」で現在、イチゴを使った和菓子を販売している。

木イチゴの葛まんじゅうも販売

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 「水無月(みなづき)」は6月30日の神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」に合わせて京都で食べられる和菓子で、暑気払いの氷のかけらに見立てた三角形のういろうに、邪気払いの力を持つと言われた小豆が乗っているものが一般的に食べられる。

 同店の「イチゴの水無月」(324円)は、ミルク味のういろうの上に、イチゴ味のういろうを重ね、イチゴジャムとアクセントとなる「かのこ豆」を載せたもの。イチゴは甘みと酸味のバランスのいい「紅ほっぺ」を使う。産地は奈良と愛媛。1日に20個ほどしか作らないため売り切れ次第終了となる。商品は店内のイートインコーナーで食べることもできる(要1ドリンク注文)。

 店主でイチゴのお菓子研究家の渡部美佳さんによると、一般に流通するイチゴは完熟前に収穫し、移動の間に追熟させたものが主流というが、同店では、イチゴ農家まで足を運び選んだ減農薬・有機肥料で作った完熟イチゴを直接仕入れ、作り手の特徴を生かしたお菓子作りをしているという。

 渡部さんは「『イチゴ味』の食品は多いが、生のイチゴを使っているものは少ない。和洋の区別なく、イチゴのおいしさが届けられたら。もうすぐ冬イチゴとは全く違った夏秋(カシュウ)イチゴのお菓子も出るので楽しみにしてもらえたら」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時~19時。月曜定休(祝日の場合は営業。翌日休み)。7月中旬まで販売する予定。

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