京都女子大学(京都市東山区)で5月6日、同大のオリジナル日傘を差してPRを担当する「京女パラソル大使」の任命式が行われた。
同大では、東山七条から同校に至る通称「女坂」に日傘を差して列を成す姿が毎年見られることから、日傘を使ったPRを展開。2回目となる今年は「お母さんとシェアしたい日傘」をテーマにデザインを募集。18点応募作の中から2点が選ばれた。
選ばれたのは、生活造形学科4回生の福井智子さんの「快晴の日の女坂」と、同学部4回生の高家はるかさんの「おはなの傘」をテーマにした2作品。ムーンバット(京都市下京区)が製造を担当し、折り畳みタイプとストレートタイプの2種類(各1万800円)を展開。阪急うめだ本店(大阪市)で取り扱い、各25本、計100本を用意する。
式典で、福井智子さんは「女坂から見える木々の緑に青空と太陽、大学のシンボルでもある藤の色を加えた」、高家はるかさんは「スクールカラーの紫に同系色の大きな花をあしらった。持つ人が明るくさわやかな気持ちになってほしい。普段は母とシェアしないが、これを機にしてみたい」と話した。
母の日が近いことに合わせ、福井さんと高家さんが母親に完成した日傘を進呈した。福井さんの母・美喜子さんは「幅広い年代で使いやすい色やデザインで良いのでは」と笑顔を見せ、高家さんの母・孝子さんは「糸の色から生地のカットまで頑張っていたのを知っているのでうれしい」と、それぞれ喜びを表した。