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京都市とスタバ発のエコアクション決まる 「次世代地蔵盆」開催へ

次世代地蔵盆を提案した「ガッツ倶楽部」とエコちゃん

次世代地蔵盆を提案した「ガッツ倶楽部」とエコちゃん

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 右京区役所で2月20日、京都発の参加型のエコアクションを作る「yes, we do Kyotoプロジェクト」のプランが発表された。

スターバックス賞に輝いた「セイレーン」チーム

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 公募で集まった13チームが参加してアイデアを出し合った同プロジェクト。この日までに「さる雲」チームはSNSを使って「エコ席」のアイデアを詰め、京都大学で建築を学ぶメンバーで作る「エコブレイカーズ」も実際に店舗に集まって「スタバから『何か』を無くす」という大胆なアイデアを編み出すなど、どのチームも気合十分。

 当日は、どんな人に向けて問題をどのように解決するのかという軸に沿ってまとめ、絵を添えて発表。スポーツクラブで知り合ったメンバー「セイレーン」チームは、アイデアが絞り切れずに議論が難航。「どれも突き抜けてない。自分たちの持ち味を生かして」とコーディネーターの兼松佳宏さんはアドバイス。「ランニングwithスタバ」「自転車のドライブスルー」など「アクティブ×エコ」をテーマにしたアイデアにまとめ上げた。

 ゲストの松倉早星さん、伊勢武史さんも各テーブルを回り熱のこもったアドバイスを提供。池坊華道会のメンバーで作る「and flower」チームは、伊勢さんのアドバイスを受けて「外来種のいけ花ワークショップ」を打ち出した。このアイデアに、松倉さんは「子どもと一緒にやりたい」とにっこり。

 寺でざんげをして髪を切る「仏前断髪式」を提案した「チーム下村くん」のアイデアには会場から笑いが起きたほか、朝の寺で学びや自分のあり方を考える場を持つ、というアイデアを提案した僧侶チーム「分陀利華(ふんだりけ)」は、「リシンキング(Re thinking)!」と決めポーズを披露して盛り上げた。

 審査により最優秀賞には「ガッツ倶楽部」が考えた「次世代地蔵盆」をテーマにしたアイデアに決定。これは、遠くに出掛けなくても寺や学校、鴨川などで音楽を聴いたり、本を読んだり、「地域メシ」を楽しんだりするなど、子どもからお年寄りまで地元で楽しめるイベントを同時に複数で開く企画。「最多得票ではなかったが、京都発のアイデアとして展開や発信がしやすいことが評価につながった」と京都市の松浦卓也さん。スターバックスのカップを使った特製の冠が贈られ、京都市のエコ活動を応援するマスコット「エコちゃん」と共に記念撮影を行った。

 京都市賞には「エコブレイカーズ」、ゲスト賞には「and flower」、スターバックス賞には「セイレーン」、会場による投票「people's choice」にはスターバックスのフリーWifiのログイン画面でエコに関する情報を発信するアイデアを提案した「同志者」がそれぞれ選ばれた。

 スターバックス広報担当の足立紀生さんは「今日は本当に大きな山だった。多様なアイデアが出され、似たものは無かった。審査員の票も割れ、半数はどれが最優秀に選ばれてもおかしくなかった」と明かす。「最優秀以外の案も組み込める部分もある。4月の店舗での実施に向けた次回の取り組みも楽しみ」と今後の展開に期待を込める。

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