「御池桜」見頃に 師走の京都を和ませる

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 御池柳馬場に植えられた桜が見頃を迎え、京都の街を行き来する人の心を和ませている。

つぼみや花弁の先が濃い色をしている

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 御池柳馬場東側の桜の枝には、桜を植えたと思われる「粋人仲間」の名で説明書きが下がっている。それによるとこの桜は、10月~4月まで花を付ける不断桜という種類。「1年のうち最も寒くて寂しい時期に人々の心を和ませようと一生懸命努力して咲いてくれます(略)この桜の大好きな粋な仲間が集まって『御池桜』と呼んでいます」とある。

 現在八分咲きの桜は、つぼみや花弁の先が濃い赤色となり遠くからでも花が咲いているのが分かるほど見頃に。弾んだ声で「御池桜が咲いている」と駆け寄る人や、「今年は早いね」と写真を撮る人も。植えた人の願い通り、御池桜は師走の街を急ぐ人の心を和ませていた。

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