漢字能力検定協会（京都市下京区）は現在、「今年の漢字」の募集を行っている。

歴代の「今年の漢字」

　その年の世相を表す漢字を募集して発表する同企画は、1995年に始まり、今年で21回目となる。毎年12月12日の「漢字の日」の前後に清水寺で揮毫（きごう）され、その様子は中継も行われるなど年末の風物詩として定着している。

　昨年は17年ぶりに引き上げられた消費税にちなんで「税」、一昨年は2020年のオリンピックが東京に決まったことなどから五輪の「輪」となった。10年前は、紀宮様のご成婚や、「愛・地球博」の開催などから「愛」が選ばれた。

　漢字一字とその理由を記載し、必要事項を添えて、インターネットやはがき、全国500カ所以上の書店や図書館に設けられた応募箱で応募を受け付ける。1人複数応募が可能だが、同じ漢字は1票のみ有効。団体向けの応募方法も設ける。

　受け付けは12月8日まで（応募箱は6日まで）。発表は12月15日。