京都府が4月17日、子育て支援アプリ「まもっぷ」の配信を始めた。
京都府内の子育てに関連するNPO法人17団体と共同開発した同アプリ。乳幼児などの小さな子どものいる家庭では、「授乳室やトイレの場所がわからないなど」の不安から、子連れでの外出や出産後の新たな交友関係づくりが難しいという声を受けて開発。ネーミングは公募で「お守り」と「電子マップ」を合わせ、「まもっぷ」となった。
アプリでは、幼児用トイレやおむつ替えや授乳スペースに加え府が進める「子育てパスポート」協賛店の特典など約8000スポットを掲載。GPS機能に対応しており、外出時に最寄りのスポットを検索できるようにした。ユーザーによる情報の提供や、フェイスブック連携によるコメントやシェアもできる。本年度の登録者数は1万5000人を目標にしている。
アプリは日本小児科学会のデータベースと連動し、医療情報の提供も行う。全国統一の児童救急電話相談#8000に簡単に電話ができる機能も持たせた。
京都府健康福祉部子育て政策課の川崎哲嗣さんは、「利用者も制作者も京都府の子育てに携わる人なので、一般的な情報サイトよりも地域に即したきめ細かい情報が提供しているのが特徴。ライターさんによる最新記事も楽しんでもらいたい」と利用を呼び掛ける。