「前田建設ファンタジー営業部」の舞台が3月19日から、元立誠小学校(京都市中京区蛸薬師通河原町東入)で上演される。舞台化を手掛けるのは京都を中心として活動する「ヨーロッパ企画」。
「前田建設ファンタジー営業部」とは、アニメや特撮の舞台となる建築物を前田建設(東京都千代田区)が受注したという仮定の下、技術者たちが知恵を絞ってその実現を目指すウェブコンテンツ。(実在の)専門家の分析と共に専門用語も解説を加えながら、実際の受注や見積もり、工法などと比較しながら、難題の解を出す。同部ではこれまで「銀河鉄道999」地球発進用高架橋や、ガンダムのジャブロー基地などを受注。もともと建築業に興味の無い人に向けて建築業の中身を知ってもらうことを目的として始まり、今月3日に10周年を迎えた。
舞台化するのはウェブコンテンツ第1弾となった「マジンガーZ」の地下格納庫編。作・演出を同劇団代表の上田誠さんが手掛ける。「原作に大変なシンパシーとロマンを感じていた」という上田さん。「舞台化の話を頂き、一も二もなく受けさせていただいた、というような経緯です。皆さんを建築ファンタジーの世界へといざないます」とコメントを寄せている。
チケットは、前売り=3,500円、当日=4,000円。同24日まで。