UCC上島珈琲(神戸市中央区)は7月上旬、同社が展開するコーヒーショップ「上島珈琲店」寺町店(京都市中京区下本能寺前町)をオープンする。
店舗面積は、1階=41.8坪(禁煙、52席)、2階=29.5坪(喫煙、32席)。1階には、同店チェーンでも初の試みとなる中庭を設け、「ゆったりとした空間を演出」(同店)する。同店では、大人のためのコーヒー店をコンセプトに「1970年代のレトロモダンな懐かしい雰囲気を演出」(同社)しており、京都店舗では、店内に一部和の雰囲気も取り入れている。京都市役所やオフィスが近いことからサラリーマンやOLのほか、寺町商店街にあることから観光客の来店も見込むという。
コーヒーは、すべてネルドリップで抽出。冷ドリンクは、温度を保ちやすいとされる純銅制のマグカップで提供する。人気メニューは、沖縄産の黒糖を使った「黒糖ミルク珈琲」(中サイズ、320円)など。ケーキは神戸の人気店「chez copain(シェコパン)」から取り寄せている。そのほか、サンドイッチなどの軽食も用意する。
神戸、大阪、東京で展開する上島珈琲店が京都に初めて出店したのは2006年12月。今年の3月には、河原町店がオープンし寺町店は3店舗目となる。1年未満に3店目という短期間での出店となるが、「今後も京都市内で出店の計画がある」(同社)という。