河原町三条にある、京都造形芸術大学の学生によって運営されるスペース「ARTZONE」（京都市中京区河原町三条下る一筋目東入ル大黒町、TEL 075-212-9676）で8月4日から、ワークショップを中心とした展覧会「あそびとまなびのバァ～」が始まった。主催は、同大学の芸術表現・アートプロデュース学科とこども芸術学科の学生。

　学生が授業を踏まえて、アートで遊ぶ中から学びを得る場として運営する同イベント。4回目となる今年は、テーマに「『やっちゃいけない』をやろう！！」を掲げる。「部屋を散らかしたり、服を汚したりしたら『やっちゃだめ』としかられたことがあるはず。それをあえてすることで、どうしてそれがいけないことなのか楽しみながら考えてほしい」と広報担当の佐々木友里花さん。

　ワークショップは毎日開催。学生が講師を務める日と、ゲストが務める日がある。ゲストには劇団集団「夕暮れ社弱男ユニット」、ミュージシャンの「おんらく市場」などを迎える。夕方からは大人向けのトークイベントも開催。8日には、「駄目」と言われる着こなしで街を歩くワークショップを実施。参加者はスカートを上着にしたり、子どもが大人用のサイズの服を着たり、トイレットペーパーを頭に巻いたりとさまざまな着こなしを試した。

　今後のワークショップでは、部屋を散らかしていく『僕の、私の、汚部屋』や、妄想で絵日記を作る「やりすぎ、ウソ絵日記」などを開催。これまで作ったみんなの作品が消えて、メッセージだけが残される「ART ZONEにかいとう参上！？」では「どうして人の物を盗むことはいけないのか」を考えるプログラムを予定している。

　開催時間は日によって異なる。一部有料。詳細はホームページで確認できる。8月19日まで。