京都市在住の「花結い師」、TAKAYAさんが6月14日、15日公開の映画「スノーホワイト」の日本独自ポスターの撮影のため芸人のシルクさんを「美の女王」に変身させた。
「花結い師」は、その人のイメージに合わせて選んだ生花で、頭にアレンジをほどこすアーティスト。TAKAYAさんは2004年に京都を拠点に活動を開始。桂由美さんのグランドコレクションに参加するなど活躍の場を国内外に広げている。
大阪市内で行われたポスター撮影では、シルクさんをモデルに、「黒鳥」という名前のダリアを基調とし、ブラックリーフとウンリュウヤナギ(雲竜柳)で、妖艶な中にも毒々しさを表現。サイドには小さいリンゴ、中心には1輪の赤いバラをあしらった。「悪の女王・ラヴェンナだが、映画を見て、本当は彼女の中にもスノーホワイト(白雪姫)のように、純粋な気持ちが残っているのではと感じた。その部分をバラで表現した」とTAKAYAさん。
シルクさんは「花結いというのは、ウィッグのようにかぶるのではなく、髪に直接、生けていくイメージ。なのに、全然痛くない。単なる花を飾っているのではなく、自分の別のものを引き出してくれる感じ。芸術だと思う」と話していた。
完成したポスターは 京都市内の映画館にも掲出される予定。