四条烏丸にある商業施設「COCON KARASUMA」(京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町)で6月1日から、「Kinbon Presents盆栽事始め」が行われる。主催は盆栽専門誌「近代盆栽」を発行する近代出版(南区)。
イベントでは「貴重盆栽」に登録された樹齢約100年の五葉松の展示も行われる。盆栽展には珍しいというパネル解説で歴史や鑑賞のポイントなどを説明を行う。解説監修は、盆栽研究家の川﨑仁美さん。展示では盆栽と深い関わりを持つ、「水石(すいせき)」も扱う。水石とは雄大な風景を連想させる自然の石で、イベントでは「加茂川石」や「瀬田川石」などが並ぶ予定。
「金持ちの道楽というイメージが強いけれども、2,000円ほどから始められる」と同誌編集部の鎌田照士さん。「盆栽は時間と共に変化を繰り返し、世代を超えて受け継がれていくもの。専門用語を使わず、分かりやすく解説したので、見る機会がない人、特に若い方には盆栽や水石の自然を凝縮した姿を見てもらいたい」とも。
開催時間は11時~19時(最終日は17時終了)。3日まで。