和食料理店「魚・菜・鳥 寿々木料理店(ぎょさいとりすずきりょうりてん)」(京都市中京区先斗町四条上ル、TEL 075-223-1022)が5月15日、先斗町(ぽんとちょう)にオープンした。
同店は、料理人による出汁(だし)やタレなどベースを追求した本格的な和食を居酒屋感覚で気軽に味わえる店。約80~100年前のアンティーク家具を使用した店内は「大正ロマン」をイメージ、「町屋があふれる先斗町で、あえて新しいスタイルで挑戦した」(同店)という。店舗面積=約30坪、席数=44席。
オーナーの鈴木さんは、四条河原町にある素材や味にこだわったメニューが評判の洋食屋「グリル寿々喜(すずき)」(京都市下京区)の元シェフ。シェフを退いた後、日本人に一番身近な和食を極めたいと思い、5年前に創作和食店「ざくろDining(ダイニング)」(京都市左京区)を開店。今回は「1店舗目よりさらに料理・サービスを充実させた和食店を作りたかった」(同店)ことから、同店をオープンした。
メニューは藤(5,800円)、風(4,300円)、華(3,300円)の3つのコース料理のほか、丹波黒大豆から作られた味噌を使用した「味噌汁」(300円)、豆腐とごはんにあんをかけた「うずみ豆腐」(700円)、「絶品」(同店)という「出し巻」(550円)など一品料理を約50種類そろえる。ランチでは、おまかせ御膳(1,500円)、四季御膳(1,800円)、ミニ懐石(2,500円)の3種類をコース形式で提供する。
来店客は先斗町という場所もあり、観光客が中心。食を極めてきた30~40代以上の人をターゲットにしているという。鈴木さんは今後について「お店を通じて本当のおいしさを伝えていきたい。これからも場所に合わせて、味にこだわった和食のお店を出していくつもり」と話している。
営業時間は、昼=12時~15時、夜=17時~23時。火曜定休。