ギャラリーの運営やアートプロデュースを手掛ける「ニュートロン」が百貨店の藤井大丸(京都市下京区四条寺町、TEL 075-221-8181)7階に9月3日、器を中心としたセレクトショップ「くちばしニュートロン」(TEL 075-211-5488)をオープンした。
ニュートロンは、三条にある「文椿ビルヂング」(中京区)2階のカフェとギャラリーを5月に営業を終了し、7月に工房と本社機能を持つ「ファクトリー」をオープンしている。
「生活に取り入れやすい器を通じてアートへの入り口になるような店を目指す」という同店。現在は、ニュートロン社長の石橋圭吾さんが選んだ作家20人の作品を扱う。ピンクや黄色のポップな器から、落ち着いた色合いのもの、伝統的な技法を守るものまで多様な作品をディスプレーする。店内では、作家8人の器を使い、コーヒー(500円)や抹茶ミルク(650円)、日本酒(700円~)などを提供する。
「作家さんの作る器は、手に取ったときや飲み終えたときにフォルムの面白さや柄の美しさにふと気付く瞬間がある。それはわずかな時間のことだが、とてもぜいたくなこと」と同店の中ノ上真穂店長。「今後はドリンクを提供する器の種類も増やし、季節に合わせて店内の装いを変えていきたい」とも。
営業時間は10時30分~20時。