三条烏丸の商業施設「新風館」(中京区烏丸通姉小路下ル)で4月27日、「京都モデルフォレスト協会」が主催する「新緑祭in新風館」が開催される。
同協会は2006年に設立。「森の恵みを受けている府民みんなで京都の森林を守り育む『京都モデルフォレスト運動』を推進すること」を目的に企業、文化活動団体などに幅広く参加を呼びかけている。現在は、主にモデルフォレスト運動の普及啓発に注力し、設立記念シンポジウムや森林整備体験教室などを行っている。今回新風館で行うイベントも、同協会を認知向上が主眼で、「新緑の季節に音楽や芝居を通して森について考えてほしい」(同協会)という。
イベントでは、間伐材で作ったスイスの民族楽器「アルプホルン」の演奏、ハープ奏者の内田奈織さんによるハープコンサート、茂山七五三さんほか出演の狂言「ふくろう」の演目のほか、全国から公募した同協会のシンボルマークの表彰式などを行う。また、緑化活動を行う小学生団体「緑の少年」を中心に「緑の募金」を呼びかけ、山田啓二京都府知事や柏原康夫京都銀行頭取も、呼びかけに参加する予定。
同協会関係者は「少しでも多くの人に京都の森のことを考えてもらうきっかけになれば。山に行ってみようと思ってもらえれば、イベントは成功」と話している。同協会では、企業参加による森づくりも今年から始める予定だという。
開催時間は17時~19時。入場無料。雨天決行。