京都タワー(下京区烏丸七条下ル、TEL 075-361-3215)は、かねてより進めていた全面リニューアルに伴い4月27日、13階スカイラウンジ「空(くう)」をグランドオープンする。
全面的なリニューアルは1964年の開業以来初めて。塔体の塗り替えや、11階の「スカイギャラリー」、最上階の展望室などを改修したほか、13階の展望レストランを閉店し、スカイラウンジ「空」を新たに設けた。
店名の「空」は仏教用語で「0(ゼロ)」を表す。「京都タワーが京都観光の中心になればという意味を込めた」(同社)という。清水寺貫主の森清範さんが手がけた「空」の題字は、スカイラウンジ入り口正面に飾られているほか、コースターなどにも使用されている。
ラウンジの席数は、カウンター=22席、ボックス=12席、テーブル=30席。コンセプトとなる「高品位で落ち着きのある空間」は、京都市内を360度見渡すことができ、青を基調とした照明と内装でまとめられている。営業は、「ランチ」「ティー」「ディナー」「カクテル」の時間帯に区切って行う。バータイムでは、京都タワーをイメージしたオリジナルカクテル「THE KYOTO TOWER(ザキョウトタワー)」(1,600円)も提供。
京都タワーの森澤展裕社長は「京都は夜の観光スポットが少ない。女性客も気軽に来てもらえるようにした」と話している。営業時間は、ランチタイムの11時からバータイムの23時30分まで。リニューアルオープンを記念して、11階のスカイギャラリーでは「写真で見る明治の京都展」を開催中。5月27日まで。