「竹」をテーマにした複合イベント「京都ネオ西山文化フォーラム『竹文化の発信@COCON烏丸』」が4月20日、複合施設「COCON(ココン)烏丸」(下京区烏丸通四条下ル)3階の「スタジオキノ」で行われる。
フォーラムを主催する京都ネオ西山文化プロジェクトは2005年に始動し、「科学技術・文化・芸術が融合した21世紀の文化を創出」を目的に西山エリアを中心に活動を行ってきた。プロジェクトは京都大学桂キャンパスの「国際イノベーション機構」、「国際日本文化研究センター・伝統文化プロジェクト」、京都市立芸術大学の「@KUCA(アクア)プロジェクト」で構成。北山文化、東山文化と異なる地域を意識して「Neo西山」と命名したという。
「竹」をテーマにフォーラムを行うのは今回で2回目。各団体が連携し、西山エリアの特産でもある「竹」を素材に製品や「芸術品」を開発、さまざまな観点から「竹文化の創成」に取り組む。
当日は、竹林と里山の共存を提案する「竹屋プロジェクト」の三輪大輔さんをはじめ、京都市立芸術大学の栗本夏樹准教授、「アウラ」の野々村道信社長らが参加し、フォーラムを行うほか、会場内では竹を使った「灯り」の作品展、開発商品のパネル展示も行われる。
京都大学の松重和美教授は、「(フォーラムを通じて)多くの市民に『京都発信』の本プロジェクトに関心を持ってもらい、参加を呼びかけることが目的。今後も当プロジェクトでのみ実現できるイベントやモノづくりの発信を目指したい」と話している。7月7日にも、3回目となる「竹」をテーマとしたフォーラムを京都大学桂キャンパスで開催する予定。
会場内展示は、12時~21時。フォーラムは15時~17時。入場無料。