京都の紙文具店「裏具」、びょうぶ型カレンダー発売-毎年の定番商品に

2011年のカレンダー「月折」

2011年のカレンダー「月折」

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 京都の文具店「裏具」(京都市東山区宮川筋、TEL 075-551-1357)が来年のカレンダーの販売を始めた。

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 葉書やぽち袋など紙の文具を扱う同店は、お茶屋が軒を連ねる宮川町の路地の奥に店を構える。お茶屋だった町家を改装し2006年7月にオープンした。場所柄「お茶屋さんのお母さんや、舞妓さんや芸妓さんに渡す心付けのためにぽち袋を購入するお客さんの姿も。路地の奥にあるため外国の方が1人で来られることはほとんどない」(同店の大賀美穂さん)という。

 カレンダーはびょうぶ型の「月折」(2,625円)、壁掛けタイプの「うつろいろ」(1,890円)の2種類。毎年出している定番商品で、「大分浸透してきているようだ」と大賀さん。

 「月折」は1枚の厚めの紙を折り、2カ月に1つの動植物や気候などをモチーフにした絵をあしらう。月の名前を6月なら「水涸月」などと古語を使っているのも特徴。「お土産に購入される方も多い」。

 「うつろいろ」は縦長の紙に抽象的な柄と鮮やかな色のコントラストで季節を表現する。「この商品は、柱に張って使ってほしい。トイレの柱に張っている、というお客さんもいる。日常に使いやすい形では」。

 「当店の商品は、『和にこびない』ことをコンセプトにしている」と大賀さん。「京都だからといって、桜や友禅の柄といった和柄にあえてこだわらず、日本に生まれたからこそ自然と出てくるデザインを大事にしている」とも。

 そのほか、小さなメモ帳「まめも」(315円)や封筒(3枚入り473円)も扱う。営業時間は12時~18時。

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