百貨店の食品売場・催事売場等の企画・運営をするアイ・エム・シー(本社=東京都中央区)は2月28日、京都大丸店(下京区四条通高倉西入、TEL 075-211-8111)地下1階にフランス菓子店「Angelique Chiba(アンジェリックチバ)」をオープンした。
同店はパリの「Salon de The Angelique(サロンドテアンジェリック)」の日本1号店。オーナーでパティシエのフレデリック・チバさん(日本名=千葉好男さん)はフランスの菓子コンクールで3度の受賞経験があり、1995年からは日本人初のフランス料理アカデミー会員にも選ばれている。店名の「アンジェリック」は「天使のようにやさしい」という意味で、「オーナーの菓子作りに対する思いが込められている」(同社)という。
京都大丸店では「パリの街角から届いた味」をコンセプトに、洋菓子ではなくフランス菓子を提供する店として店や商品にパリらしさを表現。また、オーナーこだわりのお菓子をそのまま味わってもらうためにパリ本店の味が忠実に再現されているという。
主な商品は、ラム酒を浸したジェノワーズ・ショコラが特徴の「ムース・オ・ショコラ」(441円)、リンゴの果肉を挟んだ「マカロン・ポンム」(315円)、ラム酒漬けしたレーズンを使ったレーズンサンド「サブレ・ビニョン」(231円)のほか、ショコラ、焼き菓子など全部で約50種類をそろえる。
利用客は40代女性が多く、パリの本店を知っている人もよく来店しているという。同社関係者は「今後は百貨店の地下を中心に日本の皆様にムッシュ・チバの味を広げていければ」と話している。