阪急電鉄は3月29日、四条河原町交差点に建設中の商業ビル「河原町駅前阪急ビル(仮)」(中京区河原町通四条上る)の概要を発表した。
同ビルは、地下1階・地上9階で、延床面積は約4、400平方メートル。地下1階部分は、阪急電鉄の「河原町駅」とバリアフリーで直結される。「『ファッション』『情報』『食』のトレンド発信拠点」(同社)として各階にコンセプトを設ける。以下はフロアごとのコンセプトと主な出店テナント。
地下1階(「古都散策」のスタート地点」=「サンマルクカフェ」「生麺工房『鎌倉パスタ』」、1~2階(「ファッションのトレンド」を発信するフロア)=「ビシェス オペーク」、3~6階(「知的情報」の発信と「くつろぎ」のフロア)=「ブックファースト」、京都初出店のデザートバイキング店「Sweets Paradise(スイーツパラダイス)」、7~8階(「食のトレンド」を発信するフロア)=関西初出店の和食ダイニングバー「Dynamic Kitchen & Bar 響」、京都初出店となる「比内地鶏と海の幸『今井屋茶寮』」など計8店舗。
同社関係者は「『河原町駅』は京都の主要ターミナルの一つであり、鉄道会社の使命として『街のにぎわい』に貢献したい」と話している。総事業費は50億円。着工は2006年5月で、開業は2007年10月を予定。