三条通りの路地裏に、イタリアンをベースに和食も提供するレストラン「Tatezan kyoto」(京都市中京区三条通富小路西入ル TEL 075-221-6728)が3月12日、オープンした。
店舗面積は約20坪。もともと町家だった建物を落ち着きのある和モダンな雰囲気に改装した。1階にはカウンター10席、2階にはテーブル14席を用意する。オーナーの竪山諭史さんは市内のイタリアンレストランなどで約12年間経験を積んできたが、自身が大好きだという「和」のテイストを取り入れて、「日本人にとって居心地がいいと感じる空間作りを心掛けた」という。
メニューには、生ハムやパスタのほか、「小芋の空揚げ」(650円)、「せせりの塩焼き」(700円)、「天ぷら盛り合わせ」(1,200円)や「お茶漬け」(600円)などの和食メニューも提供。和の器やはしを使用するなど、随所に「和」を取り入れている。「女性はもちろん、男性にも気軽に来てもらえる店にしたかった」と竪山さん。完成した店について「理想とする空間に仕上がった」と話す。
イタリアンレストランで提供される酒はワインが一般的だが、そのワインが「和食にもとても合うのでおすすめ」と竪山さん。同店では、イタリアやフランス産のオーガニックワインを約50種取りそろえる。今後は、日本酒も徐々に追加する予定で、料理だけでなく酒にも「和」を取り入れていく。
「落ち着いた空間で、おいしい料理を食べて、ゆっくりほっこりしてもらえればうれしい」と竪山さん。「路地裏でちょっと分かりにくい場所にあるが、気軽に来ていただければ」とも。
営業時間は18時~翌2時。