京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414)で9月6日から、特別展「世界のマンガ事情-サミット・オブ・マンガ」が始まった。
同展は「第9回国際マンガサミット京都大会」(9月6日~8日)の開催に連動し、同館で展示や関連イベントを開催している。世界各国・地域のマンガ事情の紹介を通してマンガ文化の多様な広がりを伝える展覧会となり、同7日には約8,000人の来場者が同館を訪れたという。
「最も多くの作家に描かれたマンガは?!」「最も多くのキャラクターが登場するマンガは?!」といったナンバーワンマンガのコーナーも設置され、各国・地域のマンガ事情を反映した「頂点=サミット」作品を知ることができる。「少年誌最長の連載マンガは?!」のコーナーでは「こちら亀有公園前派出所」(1~161巻 続巻)を取り上げ、館内の書架に収められている同タイトルが多くの人に読み返されているという。同ミュージアム研究員の表智之さんは「展示と館内機能がうまく合った企画になった」と話す。
同6日・7日には関連イベントとして、関西を中心にコスプレイベントを企画する「COSJOY」(大阪府東大阪市)によるコスプレ交流会が、同ミュージアム館内と野外で開催された。2日間で約550人のコスプレイヤーが参加した。オープンスペースでの開催となったため、一般の来場者とコスプレイヤーとの交流も見られ、外国人の来場者が喜ぶ姿も多く見られた。表さんは「コスプレは海外の来場者にも受け入れやすく、国際マンガサミットと連動した企画としてふさわしかった」と話す。
開催時間は10時~20時(入館は19時30分まで)。入場料は大人=1,000円、中・高校生=500円、小学生=200円。水曜休館。10月13日まで。