京都のフリーペーパー「SCRAP」は9月7日、京都市内を会場に「くるり×SCRAP PROJECT 京都1000人の宝探し大会」を開催する。
同イベントは京都出身のロックバンド「くるり」とSCRAPの共同プロジェクト。9月6日に「くるり」が企画する野外音楽フェスティバル「京都音楽博覧会2008」の会場(京都梅小路公園・芝生広場)で、宝の地図と謎カードが入った参加チケット「京都1000人の宝探しキット」(2,000円、1,000セット限定)を限定販売する。
このキットの謎を解き、7日10時~18時に宝の地図を使いながら謎が指し示す街中の数カ所のスポットへ行くという内容。すべての謎を解き明かせば抽選で、大賞「くるりメンバーとすっぽん鍋を囲めるチケット!!」(ペア1組)、岸田賞「岸田繁お勧めキセル!」、バッドニュース賞「くるりファースト音源『もしもし』」など「ちょっとすごい」プレゼントが当たる。謎を解いた全員には「くるり」の岸田さんによる「弾き語り宝探しCD」のプレゼントも。
今回の企画は、SCRAP事務所の1階にある「BAR探偵」(京都市左京区東大路御蔭通西入ル)で、同誌加藤隆生編集長がくるりの岸田さんに「宝探しイベント」の話をしたところとんとん拍子に話が進み開催が決まったという。加藤さんは「京都中をフィールドと考えるなら1,000人規模の人数が走り回らないと面白くないと思い1,000人参加のイベントを企画した。これまでSCRAPは『たった100人のための超濃いイベント』を企画してきたが、今回は『1,000人のためのかなり濃いイベント』になれば」と意欲をみせる。
SCRAP誌面(8月1日発行)では、誰でも参加できる宝探し企画「京都中に宝物を隠しましたYO!」を特集している。同企画は誌面に掲載されている謎を解くと、その謎の示す場所にQRコードが隠されており、撮影すると宝物を得ることができる。「くるり・岸田繁入魂コラム」「特別編集ウラSCRAP」などの宝物が9月30日まで隠されている。
加藤さんは「かつて少年探偵団や少年冒険団を作ったことのあるすべての大人たちに参加してもらいたい。遊び場はアミューズメント施設だけでなく日常の中にあることを再認識してもらえれば」と話す。
開催時間は10時~18時。宝探しキットは京都音楽博覧会入場者のみ購入できる。