縁結びの神様で有名な京都地主神社(京都市東山区清水1、TEL 075-541-2097)は4月20日、境内で桜に良縁を祈願する「さくら祭り」を開催する。
境内に咲く地主桜は、1本の木に八重と一重の桜が同時に咲く珍しい品種。地主桜の美しさを祝い、そのご利益により良縁を授かることを祈願として行われる。現在の地主桜は、円山公園の枝垂れ桜などの桜守として知られる佐野藤右衛門により献木された。
毎年、中高生や20~30代の女性が多く訪れており、「桜を見て明るい表情になって帰っていただいている」と同社関係者は話す。
祭りでは、平安時代から続いている白川の女性で花を売り歩く「白川女」による桜の献花や地主桜が謡われた謡曲「田村」「熊野」の奉納を行うほか、宮司が俳句を献詠する。
「自分から行動しなくては神社まで来ることはできない。そんな行動があらゆる縁を創っていくと思う」(同)と話す。
開催は10時から。