佛光寺(下京区新開町)界隈で4月4日・5日、「花まつりin佛光寺」が開催される。
同イベントは、オフィス街である四条烏丸にほど近い佛光寺を舞台に、地域の発展を目的に開催。今年で6回目を迎え、昨年は1,700人の入場者でにぎわった。例年地元の方や外国人観光客や仕事帰りの会社員などさまざまな人が訪れる。
会期中、「花てまり」をテーマに作られた華のオブジェ約20基を展示するほか、同イベント開催に合わせ初めて公開される佛光寺山内・光薗院所蔵の「十界図―地獄絵」の軸を「ギャラリーおてらハウス」(大善院内)で展示する。また、山県有朋の別荘「無隣庵」や「平安神宮神苑」「円山公園」などの作庭で有名な七代目「小川治兵衞」による昌蔵院の庭もライトアップ。5日のナイトステージには、ハーモニカ演奏の吹上晴彦さん、Family~岡田兄弟~の2組が出演する。
毎年同イベント開催に合わせて、同寺では国の重要文化財にも指定されている鎌倉時代初期の仏師快慶作の阿弥陀如来像と佛足跡も公開する。7日まで。
今回は、新たにオリジナルのポータブル灯籠(とうろう)を約50基制作。灯籠は例年花灯路推進協議会から借りていたが、今回はオリジナルの「モダンでスタイリッシュ」で、配線不要な灯籠をデザインした。佛光寺参道での設置を目指して目下制作中という。
同イベント広報担当者は「地元住民による小さな手づくりイベントだが、オフィス街にもほど近い都会のオアシスとして、近隣住民、会社員、観光客の方々に楽しんでもらえれば。このような街中に都会の喧騒を離れた静かな場所があることを知ってもらいたい」と話す。
開催時間は18時~21時。入場無料。