京都市、地元住民で構成する「立誠・文化のまちプロジェクト運営委員会」(京都市中京区)とNPO法人「京都舞台芸術協会」(上京区)は1月25日~27日、木屋町通にある立誠小学校(蛸薬師通河原町東入)で文化芸術イベント「Rissei Show」を開催する。
同イベントは、閉校した小学校の校舎を舞台に、各方面で活躍するアーティストが3日間にわたりパフォーマンスイベントを繰り広げるもの。イベントには、パフォーマンスグループ「まことクラヴ」、NHK教育テレビ「あいのて」で音楽監修・出演もしていた銀盤ハーモニカ奏者・音楽家の野村誠さん、京都を拠点に活動する若手劇団「ヨーロッパ企画」、劇作家・童話作家の別役実さんの4組が参加し、「幅広い年齢層に対応できるように、さまざまなアーティストをそろえた」(同委員会)という。
プログラム内容は、野村さんが鍵盤ハーモニカとピアノでミニパフォーマンスを行う『野村誠による、鍵盤演奏会』、コント作家としても活躍する別役さんが演劇の中の「笑い」について話す『別役実による、笑いの教室』、男性限定のビーズアクセサリー教室や、京都のおいしい学食についてトークする「グルメトーク」、吹き出しから効果音まで漫画を声に出して読み上げる「ヨーロッパ漫画朗読王決定戦」など、ヨーロッパ企画がプロデュースしたパフォーマンス、イベント、ワークショップが校内各所で繰り広げられる「ヨーロッパ企画による、学園祭」、ダンスを映画のように映像で表現した「ビデオダンス」の国内外の作品を上映する「特別企画:ビデオダンス京都セレクション」。1階=「演じる階」、2階=「体験する階」、3階=「学ぶ階」と、各階をテーマごとに分けてそれぞれイベントを行う。
25日は木屋町通に面する正門で前夜祭を開催し、まことクラヴと野村さんによるパフォーマンスや、まことクラヴ部長の遠田誠さん、野村さん、ヨーロッパ企画代表の上田誠さんの3人によるトークイベント「誠・三者会談」が行われる。
1月6日には、まことクラヴとパフォーマンスをしながら掃除を行うプレイベントが開催され、募集していた定員50人を越える人が参加したという。同委員会関係者は「とっつきにくいイメージがある演劇やダンスを実際に見ていただき、身近に感じてもらうために企画した。短編の演劇やダンスなど初めての方でも触れやすものばかりなので、通りがかりに気軽に立ち寄っていただければ」と話している。
開催時間は、26日=11時~21時、27日=11時~19時。25日の前夜祭は、18時30分から開始。プログラムにより予約が必要なものがあったり、入場料が異なる(一部無料)。