京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414)で9月22日より、「マンガで読む京都 第1巻 『サムライKYOTO~戦国から幕末へ~』」を開催している。
同展は、京都で活躍した戦国から幕末までの歴史的人物に焦点をあてた展示会。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、宮本武蔵、新撰組を紹介したパネルや関連するマンガを展示するほか、「現代」「幕末・維新」「桃山」の3時代の京都マップを展示、当時と現代の京都を見比べることができる。幕末・明治維新の専門歴史博物館「霊山歴史館」(京都市東山区)から、「新撰組の袖章」や「新撰組隊士の桂早之助が所有していた脇差」など貴重な展示物3点も展示。
併せて、ギャグマンガ・歴史マンガで活躍するマンガ家・黒鉄ヒロシさんの展示会「黒鉄ヒロシ『新撰組』原画&版画展」も同時開催。黒鉄さんの代表作である「坂本竜馬」「幕末暗殺」など、寄贈していただいた原画とリトグラフを38点展示する。リトグラフは、額入りで販売も行う。
来場者は、修学旅行シーズンということもあり修学旅行生や親子連れが多く、外国人の姿も見受けられる。同ミュージアム関係者は「同じ人物でもマンガ家によってフィクションを盛り込んだり、人物のとらえ方が違うのでマンガを見比べてみるのも面白い。子どもからご年配の方まで、幅広い世代の方に楽しんでいただけるのでは」と話している。
開館時間は10時~20時。水曜休館。同展入場料(ミュージアム入場料を含む)は、大人=1,000円、中学・高校生=500円ほか。同展開催は11月11日まで。
9月29日には、霊山歴史館の学芸員・木村武仁さんを講師に迎えて「歴史ウオーキング」を開催。河原町御池から四条河原町までのエリアで、長州藩邸跡や池田屋事件跡など幕末維新の史跡を巡る。参加無料だが、同展の当日半券の提示が必要。定員30人。歴史ウオーキング申し込みは同館(TEL 075-254-7414)まで。