新町五条の「つくるビル」(下京区五条通新町西入西錺屋町)で5月5日、京都市内のパンを集めた「今日はパンまつり」が開催される。
同企画は五条通の軒下を使わせてもらい開く「のきさき市」の一環。デザイナーの木山潤平さんら3人が中心となって運営する。企画名は当初、「京都春のパン祭り」だったが、パン好きたちがたくさんのパンを前に「わーい、今日はパン祭りだ!」と喜んでくれる場面をイメージして変更したという。
当日は、20店のパン店が1種類、各15個ほどを用意する。ハード系からお菓子系、総菜系まで幅広くラインアップする。西院の「天狗堂海野製パン所」(中京区)は70年以上の歴史を持つロングセラー商品を並べる予定のほか、四条大宮の「Alpine」(下京区)は約40センチの木の葉型の大きなパン「フーガス」を販売する。価格は店頭と同じ。パン1個ごとに押すスタンプを5つ集めた人にはオリジナルピンバッジを進呈する。
木山さんは「ここまで来るのに、約40店に足を運びパンを置かせて下さいと頼んだ。実際に足を運んだことで、京都のパン店の歴史を教えてもらうなど発見も多かった」と振り返る。
「今後もテーマを設けてイベントを開催していく予定」とも。「単に買って食べておいしい、で終わらず、『具はこれを挟むとおいしい』『このお酒と合わせるこのパンは最高』などパンの楽しさを共有できるコミュニティーにしていきたい」と意欲を見せる。
同イベント事務局では現在、運営スタッフを募集している。今月28日はつくるビル404号室でイベントに向けてミーティングをし、「今日はパンまつりバッジ」作りを行う(18時30分~)。応募は「今日はパンまつり」ホームページで受け付ける。
開催時間は11時~売り切れ次第。