下鴨神社で3月3日、流しびなが行われた。主催は京人形商工業協同組合。
同神事は平安時代に、身のけがれを紙人形に移し、川や海に流したことに由来する。今年で28回目となる。同神社では、和紙製ひな人形を円形に編んだワラに載せた桟俵(さんだわら)を、御手洗川に厄とともに流し、子どもの健やかな成長を願う神事として、1989年に始まった。
桟俵(大=1,000円、小=500円)は約750個が用意されたが、神事が始まる11時ごろには完売した。
神事には、十二単(ひとえ)に着飾ったおひなさまと束帯を着たお内裏さまのほか、ひまわり幼稚園、きらら学園の子どもたち、京都タワーマスコットのたわわちゃんもおひなさま姿で参加した。