京都市は現在、3月19日に行われる「京・フォトロゲイニング2016」の参加者を募集している。主催は下京区ふれあい事業実行委員会内の「史跡踏査部会」。
フォトロゲイニングとは、地図と写真の付いたチェックポイントを回り、獲得した点数を競うスポーツ。通過の証拠として写真撮影を行う。日本フォトロゲイニング協会が講習を行ったり、公式ルールを公表したりしており、地域おこしの手法としても大会が行われている。
参加者は20歳以上のメンバーを含む2~5人で1チームとなり、下京区役所に集合。5つの行政区に散らばる約40カ所のチェックポイントで、目印と参加者が一緒に収まる写真を撮影。制限時間は4時間で、ゴールで集計を行い結果を発表する。
チェックポイントの選定には「京都検定」を実施する京都商工会議所が協力。今回は特別ルールとして公共交通機関も利用できる。見つけにくい場所や遠方などは点数が高いため、ルートや交通機関の使い方など戦略を立てるかなどのチームワークも鍵となる。イベントでは参加者向けの特典やゴール後のお楽しみなども用意しているという。
同企画担当の吉田史和さんは「京都検定1級の人でもすんなり見つけられない難問も含まれている。イベントを通じて地元にこんな歴史があったのかと発見してもらいたい。記録を狙う方から観光として楽しむ方まで、幅広い層に参加してもらえたら」と呼び掛ける。
参加費は1人500円。チーム内に1人は京都市内在住または在勤・通学している人が必要。定員は、小学生以下の子どもを含むファミリーと一般チームを合わせて50チーム。応募多数の場合は抽選。申し込みはホームページから。