京都市国際交流協会(左京区・愛称「kokoKa=ココカ」)は現在、3月13日に行われるグローバル婚活イベント「kokoコン」の参加者を募集している。
留学生や京都で働く外国人に情報提供や相談業務などを通じて支援する同協会。異文化理解を深めるイベントも開催しており、特に若い世代に向け、SNSで使える英語のフレーズ講座や、コーヒーの入れ方講座などを展開する。そうした新しい利用者の掘り起こしを考える中で「婚活」企画が生まれた。前回は、32人のアジア・北米・ヨーロッパのほか中東・アフリカなどの出身者と64人の日本人が交流を深めた。
イベントでは「お見合いほど堅苦しくなく、コンパより軽くない」出会いを目指す。気になる人と話す時間を増やすなど、これまでより出会いを重視したイベント内容に刷新。対象は30~40代の独身男女で、日本在住の外国人(住所不問)と日本人(京都在住または勤務)。定員は男女共に50人(応募多数の場合は抽選)。
当日は、サルサやカポエラなど体を動かす異文化ワークショップからスタート。全員と話ができるグループトークを経て、会場を移動。ファーストインプレッションが良かった相手が伝えられて、フリートークの時間となる。最終的にカップル成立した場合は後日連絡があり、レストランの食事券を進呈する。
参加者は、旅行や留学、語学を学ぶ人や日本文化に興味を持っている人が多いという。外国語やコミュニケーションをサポートする「お接待さん」と呼ばれるボランティアスタッフも参加者を後押しする。
同イベント担当をする高野花子さんは「外国の人との交流で自分に無かった価値観に触れることで発見も多い。大げさかもしれないが、人生が救われることだってある。気負わずに参加してほしい」と呼び掛ける。