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梅小路公園そばの京果会館、「食とデザイン」テーマの施設に-集合住宅も

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 1970(昭和45)年に建てられた「京果会館」(京都市下京区)がリノベーションを経て「KYOCA Food Laboratory」として生まれ変わり、現在テナントと居住者の募集を行っている。施主は京都青果合同で、企画・運営はウエダ事務機(下京区)と「アーキネット京都」(中京区)。

飲食店や食材の専門店などが出店する予定

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 同ビルは地下1階、地上5階建てで、建築面積は848平方メートル、延べ床面積は4950平方メートル。総戸数は43戸。1階と2階には物販や飲食店舗が出店し、3階はセミナーや料理イベントなどが開催できる情報発信スペース。4階と5階は事務所や住居用のスペースとして提供する。

 京都青果合同の子会社が使用していた同ビル。会社の移転に伴い、不要になったビルは取り壊しすることも検討されていたという。京果の建物であることや、京都中央市場がすぐ隣にあることから今回、「食とデザイン」をテーマにした複合施設として生まれ変わる。

 居住スペースは、1つの事務所として使われていたものを9部屋に分割。サイズや設備の配置など全て異なる間取りを用意している。賃料が同等の新築マンションに比べて余裕を持たせた間取りや、ムク材を使ったフローリング、キッチンなど部屋の造りや設備を充実させた。

 5階で最大の部屋は92平方メートルのワンルーム。中央に吹き抜けがあり、梅小路公園を南側に臨む立地で、賃料は22万円を予定している。4階の部屋は、天井のクロスを張らないことで3メートル近くの天井高を実現させたほか、凹凸のある壁面に色だけを塗るなど京果会館時代の風情を残した。

 「古いビルしか出せない味を残しながら、グレードの高い使いやすく面白い物件に仕上がっている。SOHOとしての利用や、海外の方向けのゲストハウスなど使い方はさまざま」とアーキネット京都でリノベーションを担当した1級建築士の村田裕基さん。

 資料請求や物件見学は同ホームページから随時受け付ける。4月5日のマルシェイベントに合わせ、内覧会を4月4日~4月6日に行う。

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