ホテルフジタ跡地に完成した「ザ・リッツ・カールトン京都」(京都市中京区二条大橋畔)が2月7日、オープンした。
日本では大阪・東京・沖縄に次いで4店舗目。同日に行われたテープカットには京都府の山田啓二知事、京都市の門川大作市長が駆け付けた。
「京都の弱点は宿泊施設が確保できなかったことがよく言われていた。観光都市として大きな力になるのでは」と山田知事。門川市長も「藤田男爵の別邸『夷川邸』の移築を副市長が直訴したこともあった。ホテルの中にそのまま残していただいて本当にうれしい。泊まってこその京都、朝露や遠くに見える山々などを楽しんでもらいたい」とあいさつした。
運営会社のマリオットインターナショナルのアジア太平洋地区社長のサイモンクーパーさんは「現職に就任時、『ザ・リッツ・カールトン・旅館』を作りたい」と言っていたので、京都にこうして開業できたことは夢への第一歩。京都という素晴らしい場所にあるので田中支配人にはプレッシャーだが頑張ってもらわないと」などと述べ笑いを誘った。
同ホテルでは、左大文字や鴨川が見られるロケーションや、平均50平方メートルのゆったりした造りの客室、フランスのパティスリー「ピエールエルメ」とのコラボスイーツの楽しめるレストランやスパやプールなどの設備を備える。