京都駅前のキャンパスプラザ(下京区)で12月7日、映画「ガレキとラジオ」のチャリティー上映会が行われる。主催は京都放送(京都市上京区烏丸通り一条下ル龍前町)。
同作は、震災からおよそ2カ月後に南三陸町で誕生した「FMみなさん」の活動を追ったドキュメンタリー映画。ラジオの仕事をしたことのない男女9人が、コメントが流れないといったトラブルもありながらオンエアを続けていく。
入場無料だが、会場で募金を受け付ける。「ラジオはリスナーの一人一人に寄り添っているメディア。会ったことはないが、いつも知っている人という感覚で距離が近いのも特徴。そんなラジオの力を感じ取ってもらえれば」と同社ラジオ営業局伊藤健さん。
映画評論家の田辺ユウキさんを迎え、笑福亭晃瓶さんや、中村薫さん、遠藤奈美アナウンサーによるアフタートークのほか山本清掃(伏見区)の進める「みんなの着もちプロジェクト」も実施。これは不要になった衣服を1キロあたり10円の義援金として日本赤十字社を通じて被災地に送るもので、会場で衣類の引き取りを行う。
18時40分開場、19時開演。定員200人。イベント申し込みはホームページで受け付ける。申し込み締め切りは12月2日まで。