京都水族館(京都市下京区)で今年3月に誕生したミナミアメリカオットセイの赤ちゃんの名前が10月21日、決定した。
雄のパブロ、雌のラズの間に生まれた赤ちゃんは、一時期はバックヤードで過ごしていたが、現在はほかのオットセイと共に「かいじゅうゾーン」で見ることができる。名前の募集は9月から行っており、1万8000件以上の応募の中から協議の末「ひいな」に決定した。
命名の理由は、「市比賣(いちひめ)神社」(京都市下京区)で行われる、女子の健やかな成長を願う「ひいな(雛)祭り」を意識して、おひなさまのように愛らしく、幸せを与えられるような存在になってほしいという思いが込められている。同広報担当の関さんによると、「ほかのオットセイに対して怖がらずに吠えたりおてんばな性格」だという。「ぜひ次に京都水族館にお越しの際は『ひいな』と名前で呼んであげてください」とも。
開館時間は9時~17時。入館料は、大人=2,000円、高校生=1,500円、中・小学生=1,000円、幼児(3歳以上)=600円ほか。