京都の観光地にある3ホテルで8月1日、タッチパネル式サイネージ「テテル」が稼働を開始した。運営は、ブログポータルサイトを手掛ける「ジェイ・ライン」(大阪市西区)。
浜松や沖縄に次いで関西初となる同サービス。「見て、触って、得する」から名付けられた「テテル」は周辺の飲食店情報などをタッチパネルで検索でき、クーポンを印刷できる。現在はベストウェスタンホテル(中京区)など3店舗で稼働。「これまでのサイネージは流しっ放しで見ている人のアクションが得られなかった。『テテル』は、欲しい情報を自分で見つけられるのが特徴。店側にとっても集客力アップにつなげてもらえる」と同社の渡邉郁夫さん。
現在、約50店舗の情報と設置施設の案内を掲載。飲食店、土産物店といったカテゴリーに分けて地図情報や店舗情報を紹介。店舗ごとに割引などの特典を用意しており、印刷したクーポンを持参すると特典が受けられる。店舗の詳細情報は地域ブログポータルサイトの「京つう」と連動させる。店舗が掲載情報をPCやスマートフォンから管理できるシステムを導入予定だという。
「紙の情報誌がなくても周辺の使える情報が得られるので、ぜひ活用してもらえたら」と同社の菅野誠さん。今後は、ホテルだけではなく商業施設などへの設置も目指すという。
設置ホテルは、ベストウェスタンホテル(中京区)、ホテルアルファ京都(中京区)、ホテルサンライン京都祇園四条(東山区)。