「京あめ」専門店「Crochet(クロッシェ)京都」(京都市下京区綾小路富小路東入塩屋町、TEL 075-744-0840)が綾小路富小路にオープンして2カ月がたった。オープン日は2月14日。運営はクロッシェ(東京都港区)。
オリジナルの京あめをメーンに販売する同店。店内には18~24種類を用意し、好みのあめが見つけられるよう試食もできる。あめを製造するのは130年の歴史を持つあめ工房の今西製菓(下京区)。あめは、着物の襟元をモチーフにした箱入りで、1箱(約35グラム)525円。2個や3個セットに、慶事にも弔事にも使える水引(1つ105円)も用意する。
クロッシェ社長の池村武彦さんがパリで製菓の修業経験を持つことから、「ヴェルサイユ」「アール・デコ」などの名前のあめも並ぶ。あめの色や組み合わせはすべて意味が込められており、フルーツミックス味の「源氏絵巻」は、禁色を避けている「源氏物語絵色紙帖」の独特の色の組み合わせを再現し、メロンソーダ味の「リュクサンブール」は、パリ6区にあるリュクサンブール公園の鮮やかな樹木の色を表現しているという。
「結婚式の引き菓子やちょっとしたお土産に使っていただいている。京あめの素朴で優しい味や、かむと味の伝わり方が変化するのも楽しんでもらえたら」と同店マネジャーの近藤美佳さん。
営業時間は10時30分~19時。5月より水曜定休。