四条烏丸を中心としたエリアで、8月11日、学生が運営する街コン「京こん」が開催された。
街コンは、地域活性などの目的で開催される「大型合コン」。自治体や商工会や商店主らによって主催されることが多く、学生が運営する例は珍しいという。今回が3回目の開催で、千人規模で行われた。
当日は、新風館(中京区)で受付を済ませ、それぞれ指定された店舗で乾杯をする。「毎回どうすれば、男女がそろって乾杯できるように悩む」と同イベント実行委員の土田峻也さん。こうした細かな調整や、イベントでカップル成立したペアにはホテル日航プリンセス京都(中京区)のレストラン券の進呈をおこなうなどして他のイベントと差別化を図る。
新風館内のアメリカンダイニング「サクラハウス」では、ブッフェ形式で数種類の料理を用意。飲み友達同士で参加した2人組みの30代の男性は「飲み友達ができたら」と話していた。「初めて出会う人同士で緊張するので料理で話をするきっかけをつかんでもらったら」と金森慎一店長は参加者を見守る。
店の前では、運営スタッフが空席の確認したり、「女性の少ない店が近くにあります」と案内をしていた。参加店舗の多い東洞院通は、リストバンドをした参加者で賑わいを見せていた。