初開催となる「京都マラソン」が3月11日行われた。
車いすやペア駅伝を含め、1万5000人が参加する同大会。テーマに「東日本大震災からの復興」を掲げ、被災者枠も設けた。また、ゲストランナーとして2010年の京都賞を受賞した山中伸弥教授も参加。インターネットサイト「ジャスト・ギビング・ジャパン」を通じ、研究を安定して進めるための寄付も呼び掛けている。
沿道には朝早くからコースマップや応援グッズを手に選手に声援を送る姿が見られた。ランナーは、最大の難所といわれる傾斜が7%の「狐坂」に挑む。鴨川の河川敷を下り、平安神宮でフィニッシュを迎える。
友人の応援に駆けつけたという女性は「ランナーの力強い走りに元気をもらったような気がする。最後まで走りぬいてほしい」とエールを送っていた。