八清(下京区東洞院通高辻上ル)は10月2日から31日まで、ウェブサイト上で「京町屋検定上級編」を実施する。上級編は、本年6月と8月に実施された初級編合格者215人が受験資格を持つ。
検定は、京町屋に関する歴史、意匠、建築や生活についての問題50題が4肢択一で出題され、制限時間は30分。7割以上の正解率で合格となる。初級編合格者には合格認定書が発行され、上級編合格者には鍾馗さん携帯ストラップ(非売品)が進呈される。受験料は無料。
初級編は10代~80代と幅広い層からの受験があり、中でも20代~30代が最も多く、京都府内を中心に全国各地からの受験があった。
同社は、京町家の保全再生の取り組みをしている創業50年の不動産会社。京町家のリノベーション事業に携わることで京町家の魅力や歴史的重要性を感じ、多くの人に知ってもらいたいという思いで京町家検定を発案したという。
検定担当者は、「京都の歴史ある町並みを形成している京町家の重要性や面白さを観光客にも広められるように検定を続けていきたい」と話している。次回の初級編検定の実施は来年春頃を予定。