ロームミュージックファンデーション(京都市右京区)は5月26日~30日の5日間、京都府立府民ホール「アルティ」(上京区烏丸一条下ル)で世界有数の音楽学校の学生による演奏会「京都・国際音楽学生フェスティバル2007」を開催する。
1993年より始まった同フェスは今年で15回目を迎える。世界を代表する音楽学校から、学内オーディションなどで選ばれた学生を招聘(しょうへい)。今年は海外から9校、23人、国内12校、108人が参加を予定している。「若さや学生ならではの情熱あふれる演奏など、プロにはない良さに引かれ、毎年訪れるリピーターも多い」(同財団)という。
プログラムの構成は、1、2部=各日2校による、祖国出身の作曲家の作品やその国ならではの曲目を演奏。3部=参加各国混成の合奏(アンサンブル)などの演奏を行う。異なる国の学校の学生が合奏する機会はなかなかないことから、「お客様にも好評。学生たちは数日間合宿して練習を行い、お互いの交流も深まる」(同財団)という。
各日の1・2部の出演は、同26日=ウィーン国立音楽大学(オーストリア)、ミラノ・ヴェルディ音楽院(イタリア)、27日=ベルリン芸術大学(ドイツ)、ジュリアード音楽院(アメリカ)、28日=シベリウス音楽院(フィンランド)、パリ国立高等音楽院(フランス)ほか。最終日のフィナーレでは、オーケストラの編成でイタリアのオペラ作品を演奏する。
入場料は1,000円で、通し割引券3,000円も。全席自由。開演は18時30分(27日のみ15時)。チケットの問い合わせは、エラート音楽事務所(TEL 075-751-0617)まで。