「メガネの三城」四条烏丸店(京都市下京区四条通高倉西入立売西町、TEL 075-211-8272)で現在、メディアアート「Sync for Japan」の展示が行われている。
茶道具の店を改装した町家を生かした同店。2階でアート展を開くのは今回が初めてだという。
作品は赤松正行さん、カール・バルトスさん、小田英之さんの手によるもの。会場にはiPad35台を置き、パネルに触れると映像や音が変化する。アプリをダウンロードし、会場のWi-Fiに接続することで自分のiPadやiPhoneからも操作できる。
タイトルの「Sync」はSynchronizationの略語で、「複数の動作がそろって同期する」という意味。元になっているのは赤松さんとカール・バルトスさんの「MINI-COMPOSER」という無償の音楽アプリ。配信時には震災支援の呼び掛けのメッセージを添え、日本赤十字社へのリンクを設けた。
「『シンクロ』ということを表現している展示だと聞いて、『絆』や『心は一つ』といったことを個人的に感じた。町家の空間とiPadの組み合わせも面白く、場所を貸してほしいという要望に応えられて良かった」と後藤啓太店長。
営業時間は11時~20時。今月25日まで。