震災に備え京都で「サバイバル・ウオーク」-在京外国人向けセミナーも

京都サバイバル・ウオーク昨年の様子

京都サバイバル・ウオーク昨年の様子

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 京都市役所前広場を拠点に1月15日、「京都サバイバル・ウオーク」が開催される。

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 サバイバル・ウオークは、地震で交通機関が使えなくなったときに危険を避けながら目的地や家まで帰る訓練を行うもの。同イベントは、阪神大震災を教訓に2000年から始まり、毎年1月17日の前後に開催されている。毎回、関連するセミナーも併催している。

 当日は京都市役所前広場に集合。「フリップ講談」の後、自宅に帰る「歩いて帰宅コース」と、京都国際マンガミュージアム(中京区)で開かれる高齢者や在京外国人などの災害要配慮者対象のセミナー「学びのコース」から選択して参加する。

 「学びのコース」について同実行委員の中原さんは「国によって地震への対応が全く違う。例えば住居が土のうでできている地域の人は建物につぶされないよういち早く窓から避難する。それで日本で地震が起きた際に2階の窓から飛び出してけがをした人もいる」と話す。「地震の少ない国の人は地震について知らないため危機意識がない。だからこそこうした場で危険性に気が付いてもらえたら」とも。セミナーでは参加した人の不安を共有できるような相互参加型にしたいという。

 阪神大震災から16年。「協力を得ていた研究者が遠方に行くなど、活動を継続するのは難しい」としながらも、「地震は科学的にいつか起きるということは明らか。どこかが継続しなければならない」と中原さん。「神戸や灘、大阪などから7時間以上かけて自宅に戻るような広域の方が参加してくれている。やめるわけにはいかない」

 集合時間は9時(受け付けは30分前から)。参加費は100円。

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