新京極商店街振興組合(中京区新京極通蛸薬師)は4月6日と7日、10月開催の「新京極映画祭」のプレイベントを行う。
「新京極映画祭」は2002年から始まり今年で6回目。松竹の創業者である大谷竹次郎氏が新京極の劇場を所有したことが同社の創業にあたるなど、「新京極は『興業』の街、昭和30年代あたりまでは映画の街として知られていた」(同組合)。映画祭は、こうした経緯を踏まえ「新京極から文化情報を発信する必要性がある。街としての特徴づけをしたい」(同組合)と始まった取り組み。
プレイベントは、同映画祭をより多くの人に認知してもらいたいと企画された。今年の映画祭のテーマ「出発!再出発!!」に沿った作品として、1990年の作品「櫻の園」を2日に渡り上映する。女子高生の演劇部の上演前の模様を描いた同作品は、「キネマ旬報ベスト・テン」の1位にも輝いている。
同映画祭は10月の開催を予定。14本前後の映画を上映するほか、関連イベントも予定。「櫻の園」の上映は「新京極シネラリーベ」(中京区新京極通り六角下ル)で21時10分から。前売り券=500円ほか。