京都国際マンガミュージアム（京都市中京区烏丸通御池上ル TEL 075-254-7414）で10月3日、「西原理恵子の人生画力対決」が開催される。

　同イベントでは、漫画家の西原理恵子さんが「すべての漫画にけんか売ります」をテーマに、そうそうたる豪華漫画家と、その場で出されるお題に合わせたイラストを描き、画力の優劣を面白おかしく競う。同館では今年4月に京都精華大学マンガ学部学部長の竹宮惠子さんと対決が行われ、今回が2回目の開催となる。

　「西原さんの漫画は単純な線で描かれているが情感豊に物語ることができるのが特徴」と同館広報担当の中村浩子さん。代表作「毎日かあさん」の単行本は累計140万部を突破。さらに「毎日かあさん5」はインターネットショッピングサイト「アマゾン」と「楽天」の書籍ランキング1位を記録した。

　今回の対決相手は、「アリエスの乙女たち」「天上の虹」をはじめ、正統派少女漫画の絵柄で大人の女性向け漫画を早くから手がけている里中満智子さん。登場人物一人ひとりの心の葛藤（かっとう）を丁寧に描くことで定評がある。

　見どころは「次々とテーマが選ばれ、2人のイラストが即興で描かれていく様を見ることができること。2人のテーマに対するイメージ（画力）を見て楽しむことができる」と中村さん。「設定テーマと描かれたイラストが似通っているのか、それとも似通っていないのか、どんな画が登場するのかわくわくして面白い」とも。

　開催時間は15時～16時30分。定員250人。先着順で当日10時から会場前で整理券を配布する。対決の模様は、小学館の週刊誌「ビッグコミックスペリオール」で連載を予定。