稲盛財団(下京区烏丸通四条下ル、TEL 075-361-0274)は9月21日、「第22回京都賞ウィーク」の概要を発表した。
京都賞は今年で22回を迎える国際賞。京セラ(伏見区)の創設者稲盛和夫さんが私財を投じ財団を設立し、「人のため世のために役立つことをなすことが人間として最高の行為である」という理念のもとに創設された。
授賞式は国立京都国際会館(左京区)で11月10日に開催され、受賞者には京都賞メダル(20K)と賞金5,000万円が贈呈される。10日には記念講演会、11日ワークショップが開かれ、一般からの参加を受け付けている。
今年の受賞者は、「蛍光標識単クローン抗体を利用した細胞分別・分取装置の開発による生命科学への多大な貢献」をしたレナード・アーサー・ハーツェンバーグさん、「情報量規準AICの提唱による統計科学・モデリングへの多大な貢献」をした赤池弘次さん、「東西文化の融合と最先端技術の追求によって、衣服の革新的な発展に大きく寄与したデザイナー」の三宅一生さん。
三宅さんのワークショップでは「21_21 DESIGN SIGHT ディレクターズ・トーク」と題し、第18回京都賞を受賞した建築家の安藤忠雄さん、デザインジャーナリストの川上典李子さん、グラフィックデザイナーの佐藤卓さん、プロダクトデザイナーの深澤直人さんをパネリストに迎えパネル討論が行われる。