知恵ビジネスプラン認定の「京都しゃぼんや」が手作りせっけん新商品

「京都しゃぼんや」は、新商品「京の心」シリーズを発売した。「豆乳石鹸(せっけん)」「宇治田原煎茶石鹸」「黒豆きな粉石鹸」「丹波ワイン鳥居野赤石鹸」の4種類(各630円)。

「京都しゃぼんや」は、新商品「京の心」シリーズを発売した。「豆乳石鹸(せっけん)」「宇治田原煎茶石鹸」「黒豆きな粉石鹸」「丹波ワイン鳥居野赤石鹸」の4種類(各630円)。

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 京都の天然素材を使った手作りせっけん専門店「京都 しゃぼんや」(京都市中京区三条通高倉東入、TEL 075-257-7774)が、新商品「京の心」シリーズを発売した。

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 同シリーズは、老舗豆腐屋「とようけ屋山本」の豆乳を使った「豆乳石鹸(せっけん)」、老舗「かねまた」の宇治茶師谷口さんの選んだ煎茶を使った「宇治田原煎茶石鹸」、京丹波「黒豆の里」黒豆栽培者大崎さんの作った黒豆を使った「黒豆きな粉石鹸」、「丹波ワイン」の赤ワイン「鳥居野 赤」を使った「丹波ワイン鳥居野赤石鹸」の4種類(各630円)。それぞれパック洗顔せっけんで、泡立ててから顔全体に泡をのせ30秒後に流すもの。エッセンシャルオイルや防腐剤、合成香料、化学物質などを一切使用しておらず、「素材そのものの良さを引き出しているため、それぞれの仕上がりが面白いくらいに違う」と同店広報担当の松井さん。

 新商品開発について、「風味を維持しておいしいものを作る料理と同じように、色、香りから感動する使用感を作り出すことに時間がかかった。微妙な温度や素材を混ぜるタイミング、分量に神経を使っている」と同社社長の大橋俊矢さん。「豆乳石鹸は鮮度維持のために、とようけ屋さんにできたての豆乳を取りに行ってから製品化している」など、さまざまな工夫を凝らしているという。

 同店を経営するのは創業60年の歴史を持つ薬店「京のくすり屋」(布袋屋町)。「Made in 京都」のせっけん開発に徹底的にこだわったビジネスプランは今年、京都商工会議所が実施する「京都知恵ビジネスプランコンテスト」に認定された。「独自のせっけん作りを京都の伝統にして、『100年後=老舗』を目指して、京都にしかない、京都にしかできない、京都の素材や香りを使った技術で後世に足跡を残したいとの思いで応募した」と大橋さん。

 松井さんは、「旅館とのコラボレーションなど、認定プランでの新しい取り組みが既に始まっている。これからも頑張っていきたい」と話す。

営業時間は11時~20時(金曜・土曜は22時まで)。水曜定休。

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