京都・清水寺近くの書店「京都極楽堂書店」(京都市東山区五条橋東、TEL 075-561-1666)2階の「蜷川実花写真館」で2月から、漫画家・楳図かずおさん邸の写真展「UMEZZ HOUSE」が開催されている。
同館は蜷川さんのプライベート・フォトギャラリーとして2008年夏にオープン。未発表オリジナルプリントを中心に企画展を行う一方で、蜷川さんの初映画監督作品「さくらん」の衣装公開なども行ってきた。
映画「おろち」でポスター撮影を担当するなど、楳図さんの大ファンという蜷川さん。同展では、東京・吉祥寺の「楳図邸」を蜷川さんが独自の色彩感覚で撮り下ろした写真集「UMEZZ HOUSE」のオリジナルプリント約250枚を展示している。同館広報担当の山口紀子さんは「単なる『楳図邸』という家や建築を紹介する写真展ではなく、写真家・蜷川実花が被写体として『楳図邸』をとらえ、表現したことによる『視点の面白さ』『色彩の美しさ』が魅力」と話す。
1階「京都極楽堂書店」では会期中、写真集「UMEZZ HOUSE」(2,730円)や「まことちゃん&楳図ハウスペーパークラフト」(980円)、「グワシTシャツ」(2,980円~)、「変身まことちゃんフィギュア」(5,000円)などの楳図さんのグッズも販売するほか、今夏に向けて「しましま」にちなんださまざまなキャンペーンを展開する「しましまキャンペーン」を企画している。
「赤白のしましまの外観ももちろんかわいらしいが、圧巻は室内。家全体が楳図作品の集大成とも言えるほど凝りに凝った素晴らしいインテリア。250枚をじっくり眺めていると思いもよらない発見ができるはず」と山口さん。
開館時間は11時~18時。水曜休館。入場無料。同展開催は12月末日までを予定。