京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP:代表取締役社長 門脇あつ子)は、独立行政法人日本貿易振興機構(以下、JETRO:京都貿易情報センター所長 村上義)および京都府、京都市とともに実施するヘルスケア分野特化型イノベーションプラットフォーム「HVC KYOTO 2024」のポストイベントを2024年12月3日に開催します。本プログラムでは、新ビジネス創出においても注目が集まる「再生医療」をテーマとした基調講演および産官学のキーマンによる情報提供、パネルディスカッションをお届けします。
事前申込:https://hvc2024post.peatix.com/
■HVC KYOTO 2024 ポストイベント
「HVC KYOTO」は、日本最大級のヘルスケア分野特化型イノベーションプラットフォームです。本年7月8日~9日に開催されたHVC KYOTO 2024 Demo Dayでは、国内外から会場に約220名の方々が参加する中、25社の採択スタートアップが、1日目にはパートナー企業との個別商談、2日目にはファイナリスト15社がアドバイザーやパートナー企業へのピッチを行いました。
このたび、HVC KYOTO 2024ポストイベント シンポジウムとして12月3日に「ますます広がっていく細胞バイオテクノロジーとしての再生医療関連ビジネスとは」を開催します。HVC KYOTO参画スタートアップの研究テーマとしても多く取り扱われる「再生医療」は、新ビジネス創出の一角を占める重要なテーマとなっています。
本シンポジウムは、バイオ・医療・材料化学・医工連携の先端研究に係る知見を共有し、広義で再生医療の議論を深める機会として、京都大学 田畑泰彦教授の監修により長年実施してきましたが、2021年よりHVC KYOTOのポストイベントという位置づけで開催しています。今回は「獣医療域における再生医療の現状とレギュレーション」「細胞培養から世界を元気に ~Innovation in Cell culture (InnoCell(R))~」をテーマとした基調講演をはじめ、産官学のキーマンによる「再生医療関連ビジネス」をテーマとしたパネルディスカッションをお届けします。 終了後には参加者懇親会も開催します。製薬・バイオ・モノづくり等の企業や研究者の方、当該領域のスタートアップ・起業に関心がある方、ライフサイエンスの異分野連携を目指す方など、是非ご参加ください。
■HVC KYOTO 2024 ポストイベント シンポジウム 開催概要
日時:2024年12月3日(火)10:30-17:55(開場10:00)
場所:京都リサーチパーク KRP西地区 4号館地下 バズホール
対象:・製薬・バイオ・モノづくり等の企業や研究者の方
・当該領域のスタートアップに関心がある方や今後起業を目指している研究者の方
・ライフサイエンスの異分野連携を目指す方 等
参加費:無料
定員:200名(定員に達し次第受付終了。最終申込受付〆切は、12月1日)
事前申込:https://hvc2024post.peatix.com/
主催:(独)日本貿易振興機構(JETRO) 京都府 京都市 京都リサーチパーク(株)
共催:関西イノベーションイニシアティブ(KSII) 京都大学成長戦略本部 京都大学イノベーションキャピタル(株)
後援:近畿経済産業局 大阪府 兵庫県 大阪市 神戸市 大阪商工会議所 京都商工会議所 神戸商工会議所 (公財)京都産業21 (公財)京都高度技術研究所(ASTEM) (公財)神戸医療産業都市推進機構 (公社)関西経済連合会 (公社)京都工業会 (一社)京都知恵産業創造の森 (一社)ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J) NPO法人 関西健康・医療学術連絡会 関西健康・医療創生会議 関西医薬品協会(KPIA) NPO法人日本MITベンチャーフォーラム(MIT-VFJ) (同)SARR バイオコミュニティ関西(BiocK) Plug and Play Japan(株) デュッセルドルフ市 経済振興局
■プログラム
■登壇者・テーマ
<オーバービュー>
京都大学大学院医学研究科 特任教授
田畑 泰彦 氏
テーマ:「細胞を対象としたバイオテクノロジー分野が再生医療関連ビジネスを支える ~細胞バイオテクノロジーの最前線に必要なものとは?~」
<基調講演1>
日本大学 生物資源科学部 獣医学科 教授
日本大学 付属動物病院 病院長
枝村 一弥 氏
テーマ:「獣医療域における再生医療の現状とレギュレーション」
<基調講演2>
三井化学株式会社 新事業開発センター
マーケティング&イノベーション推進室 室長
山崎 聡 氏
テーマ:「細胞培養から世界を元気に ~Innovation in Cell culture (InnoCell(R))~」
<情報提供・パネルディスカッション>
経済産業省 生物化学産業課長
下田 裕和 氏
テーマ:「再生医療の産業化に向けた経済産業省の取組について」
国立医薬品食品衛生研究所 薬品部 部長
佐藤 陽治 氏
テーマ:「生物由来原料の品質:再生医療のための細胞バイオテクノロジーを支えるもの」
株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング 代表取締役 社長執行役員 畠 賢一郎 氏
テーマ:「再生医療等製品の社会実装に向けた活動を通じて」
株式会社ビジョンケア 代表取締役社長
高橋 政代 氏
テーマ:「標準治療となる網膜再生医療」
京都大学大学院医学研究科 形成外科学 教授
森本 尚樹 氏
テーマ:「皮膚再生治療の課題」
■HVC KYOTOについて
HVC KYOTO(Healthcare Venture Conference KYOTO)は、ヘルスケア領域における革新的な技術を持つ国内外のスタートアップと、オープンイノベーションに積極的な国内外の事業会社や、ベンチャーキャピタル・インキュベーター等からなるHVCパートナーが集まるイノベーションプラットフォームです。HVC KYOTOでは、採択されたプレシードを含むシードからアーリー期を中心としたスタートアップに、パートナーとの連携や成長に資する接点機会を提供しており、Demo Dayでは、日本最大級のヘルスケア領域に特化した英語によるスタートアップのビジネスピッチ、およびスタートアップと事業提携先や共同研究先、出資先を探索するパートナーとのマッチングを実施しています。これまで9年間の採択スタートアップは174件(創業前の案件含む)にのぼり、採択後資金調達額は累積546億円(2024年9月現在・公開情報・国内企業限り)を超え、海外拠点開設・大型事業提携・J-startup認定・AMED事業採択など、過去登壇者は目覚ましい活躍に繋がっており、ヘルスケア領域のスタートアップ・研究者の登竜門としても認知されつつあります。2023年3月には、特許庁が運営する知財全般に関するめざましい取組をしたプレイヤーが表彰される「IP BASE AWARD」において、HVC KYOTOがエコシステム部門「奨励賞」を受賞しました。また同年9月には、サイエンスパークの国際機関であるIASP(International Association of Science Parks and Areas of Innovation)が運営する賞プログラム「Inspiring Solutions Programme 2023」において第3位を受賞する等、HVC KYOTOはプラットフォームとして国内外からの評価をいただいています。
関連情報:
・【開催レポート】HVC KYOTO 2024 Demo Day
https://www.krp.co.jp/hvckyoto/detail/4519.html
■京都リサーチパークについて
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて510組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。~Paving for New Tomorrow~」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。