ホテルモントレ(大阪市)は3月3日、三井住友銀行跡地に「ホテルモントレ京都」(中京区烏丸三条、TEL 075-251-7111)をオープンする。
ホテルは地上13階で客室は327室。同ホテルグループが展開する各ホテルでは、主に海外都市をモチーフとしているが、京都店は、京都府がスコットランドの首都エジンバラと姉妹都市関係を結んでいるということもあり、エジンバラを中心とした英国をコンセプトとして内装などに取り入れるのが特徴。ロビーや併設するカフェには欧州のアンティーク家具が並ぶ。
1階には、ロンドンのサウスケンジントンにある1859年建築の「セントサイモンゼロテス」のチャペルを、「牧師の厚意により教会のスタイルをそのまま移入したかたちで再現」(同ホテル)し、ウエディングにも力を入れるという。
また、加湿器を各室に装備するほか、4台のメーンエレベーターには19世紀の英国出身のアーティスト、ウィリアム・モリスのペーパークラフトをあしらうなど、設備や内装も女性を意識したものになっている。会員制のスパ「トリニテ」では、地下1,020メートルから天然温泉がわき、茶褐色の温泉水は有馬温泉と同じ効能だという。
同ホテル関係者は「京都はホテルでの滞在時間が短い都市。短い時間をお客様に快適に過ごしてもらえれば」と話している。
その他併設施設は、宴会場やレストラン(和食、フランス料理)など。価格は、スタンダードシングル(9部屋=15,000円)、スーペリアシングル(87部屋=18,000円)、スーペリアツイン(108部屋=30,000円)ほか。