京都市内で9月6日から、国立京都国際会館アネックスホール(京都市左京区岩倉大鷺町)をメーン会場に「第9回国際マンガサミット京都大会」が開催される。
国際マンガサミットは、東アジア漫画サミットとして東アジア5地域(日本・韓国・中国・香港・台湾)の漫画家たちの親善と交流をベースに1996年に始まった。現在では、発足当時の5地域が理事となり世界中の漫画家に呼びかけて参加を募り、この5地域で大会を開催。26カ国が参加する。
京都大会は、漫画家や関係者など約1,000人が参加する「国際マンガサミット」本体の公式行事と、一般来場者も参加できる併催イベント「国際マンガサミットフェスタ2008」の2つの催事で構成。大会ごとに設定されるメーンテーマとして、今年は「環境と食の革新」を取り上げる。
同6日~8日に「国際マンガサミット」公式行事では、同大会実行委員長である水島新司さんのあいさつを含む開会セレモニーや、シンポジウム「マンガと環境」、パネルディスカッション「マンガと食文化」などを開催。
併催イベントの「国際マンガサミットフェスタ2008」は、国立京都国際会館イベントホール(メーン会場の一部)で6日・7日の2日間、約350人に及ぶ国内外のマンガ家の作品原画展、漫画家の倉田よしみさん、木村直巳さんによる公開アトリエ、子どもマンガ教室、大会テーマに関する展示などが行われる。
サテライト会場である「京都国際マンガミュージアム」(中京区烏丸通御池上ル)では、特別展「世界のマンガ事情-サミット・オブ・マンガ展」の開催(10月13日まで)、コスプレイヤー交流会(6日・7日)、グルメミュージカル「包丁人味平」(6日14時~、7日13時~)、養老孟司京都国際マンガミュージアム館長対談(7日15時~)、マンガサミット関連イベント「デジタルマンガ大賞2008」発表・大賞発表、モンキー・パンチさん、ちばてつやさん、里中満智子さんを迎えての記念トークショー(8日13時~)などを開催する。
マンガジャパン事務局の矢崎孝さんは「子どもから大人まで、日ごろそれほどマンガを読む機会のない方にもマンガフェスタに参加してもらいたい。漫画が世界の共通語として海外でも幅広く親しまれ、多くの可能性を秘めていることを実感していただければ」と話す。
入場料は、一般=当日1,200円(前売り1,000円)、小中学生=当日600円(前売り500円)。1枚の入場券でメーン・サテライト両会場に入場できる(6日・7日のいずれか)。